子どもたちに<生きる力>と<希望>を! 
<高校生の性>の今 資料009

  

 
 好奇心からの接近は危険だ

 出会い系
【転載】西日本新聞社説 020830

 インターネットの「出会い系サイト」がきっかけとなった犯罪が急増している。警察庁がまとめた今年上半期(一〜六月)の摘発件数は、七百九十三件と昨年同期の二・六倍に達した。
 出会い系サイトとは、インターネット上で男女の出会いの場を提供するホームページである。パソコンや携帯電話から簡単に接続できるため、利用者が増加している。メールをやりとりして新しい男女の交際が生まれる一方で、凶悪事件や深刻なトラブルが後を絶たない。
 全国の携帯電話の利用台数は約七千万台。赤ん坊から高齢者まで含む全人口の二人に一人が携帯電話持っている計算になる。このうち約八割の携帯電話がインターネットに接続できるという。
 情報技術(IT)が発達し、世の中が便利になる半面、出会い系サイトに絡む事件のように危険な落とし穴が生まれているといえる。
 警察庁のまとめによると事件の内訳は、児童買春が全体の半数の四百件で、昨年同期の三倍。十八歳末満の人にわいせつ行為などをした青少年保護育成条例違反は二百十三件で同じく三・六倍に増加した。強盗、強姦も増えている。
 被害者のうち女子高校生がほぼ半数を占め、女子中学生が四分の一にのぼる。未成年の女性が性犯罪の被筈に遭うケースが目立つ。
 出会い系サイトに対する青少年の意識を探るうえで興味深いデータがある。
 福岡県警少年課が昨年九月、県内の中高絞生を対象に実施した出会い系サイトに関するアンケート調査で、回答した百三十六人のうち、出会い系サイトを「利用したことがある」答えたのは五十人と37%もいた。
 サイトを知ったのは「携帯電話にメールが入ってきた」が半数以上の二十九人と最も多く、迷惑メールがきっかけになっている。次いで「友人、知人から聞いた」(八人〕、「雑誌などの広告を見た」 (同〕だった。
 これらの利用者のうち十人が、知り合った異性に実際に会っている。そして「無理やり暴行されそうになった」 「柏手が暴力田だった」 「その後もしつこくつきまとわれた」などのトラブルに巻き込まれたという。
 同県警では、出会い系サイトは「危険がいっぱい」として「安易に利用しない」「簡単に住所、氏名を教えない」 「相手からの呼び出し、面会には応じない」など注意を呼びかけている。
 危険を承和で出かけるのであれば、たとえ事件に巻き込まれても「被害者にも落ち度がある」と指摘されるだろう。
 子どもたちが好奇心から出会い系サイトに深入りすることは、何としても避けさせなければならない。
 出会い系サイトの運営についての規制ゃ、未成年者の利用を制限するような対策を急ぐ必要がある。


 希望を!
SEO対策 ショッピングカート レンタルサーバー /テキスト広告 アクセス解析 無料ホームページ 掲示板 ブログ